帰国して一瞬で1週間。下書きにして3〜4日。まだ2週間が経ってないことに気づく。
今回は、ポートランドのレーベル"tone poem"から嶺川貴子さんのレコードがリリースされ、それに併せてカバーを手掛けた松井一平さんがポートランドで展示を行うということで、買付けの日程を合わせて2日ほど行動を共にした。
オープニングは貴子さんのライブ+一平さんのライブドローイングという贅沢なパフォーマンスを見ることができた。
ポートランドは夜8時くらいまで明るくて、ちょうどお二人のパフォーマンスが始まった辺りからゆっくり暗くなって、 静かに夜の闇に抜けていくような貴子さんの演奏に併せて、まるで紙芝居のように忙しなく展開していく一平さんの筆の動きと重なる筆音を追いながら、じっと静かに聴き入った。
ただただ素晴らしかった。
ふと周りを見渡すと、自分たちと同じように聴き・見入るたくさんのオーディエンスに気づく。
ありがたいことに、自分の周りには世界の人々を魅了する方々がいて、そういう現場を目の当たりにするとすごく元気をもらう。今回ももちろんそうで、この旅のハイライトだったことは間違いない。
一平さんと奥さんのアキさんは、お店ができて割と間もない頃からお店に遊びにきてくれていて、数回アメリカをツアーで回られていたこともあり、たくさんのお友達がいらっしゃるのはもちろん、僕の印象はとにかくアメリカが好きな人だなぁという印象があって、古着屋以外でこんなにもアメリカについて、同じくらい、いやそれをも上回る熱量でお話しできるのは一平さんくらいな気がする。
タイミングが合えば一緒にアメリカで過ごしてみたいと前々から思っていたし、きっと今までとは違う景色が見れると思っていたから、今回お二人と貴子さんと、tone poemのオースティンと過ごした数日は自分たちにとって、とても特別な時間だった。
泊めてくれたSpielman CoffeeのRafとEva、Froggyもありがとう。
そしてアメリカでのこれまで20年、そしてこれからの20 年を考える。
色々と書きたいことやアップした写真はあるのだけれど、長文になり過ぎて公開できなそうなので、この辺で。。
余談ですが、帰国した翌日、2階にある倉庫から入荷の荷物を下ろしていると、足を踏み外して階段を転げ落ち、骨折れたんじゃねぇかくらい派手に肘を負傷。
バチバチに腫れている。